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2008/10/18 12:27

ジルコニアオールセラミックができるまでを紹介

スライド21.JPG
ジルコニアはジルコニウム(Zr)の酸化物で、機械的強度と高靭性が最も高い素材です。人工関節、人工ダイヤの他F1やポルシェのブレーキディスクに使われ、粉末は皮膚炎などの治療薬や化粧品にも用いられる安全な材料です。歯科材料としては2005年に待望の国内認可となり、オールセラミックの弱点だった強度の問題を完全に克服し、今までメタルフリーでは不可能だった奥歯のブリッジにも完全対応できるようになりました。金属を用いないので、透明感があり自然に近く審美性において最も優れています。そして審美性だけでなくプラークが付きにくいので歯周組織にも優しい材料です。製作はCAD/CAM※というコンピューターで設計しコンピューターで行います。ジルコニアはアメリカ、ヨーロッパそしてアジアでも、すでにオールセラミックの主流でe-MAXと言われる次世代のジルコニアも登場しており金属に代わる材料として脚光を浴びています。

★ジルコニアの強度
ジルコニア900Mpa,従来のセラミック製品の約2〜3倍の強度です。通常のメタルボンドと変わらない強度を実現。今までは不可能だった臼歯部ブリッジにも完全対応。つまり口腔内全ての補綴物をメタルフリー(金属なし)で治療できる選択肢が生まれました。とても長持ちしますので、先生も患者さんも安心です。今までのオールセラミックは経年変化により、破折危険な強度まで落ちてしまいますが、ジルコニアセラミックは経年変化後も臼歯部ブリッジに必要な強度を持ち続けます。

★歯科金属アレルギーの方に朗報
金属を用いずに口腔内全体の補綴物を作ることが可能なので金属アレルギーの方に用いることができます。

CADCAM.JPG
上のスライドはジルコニアが模型からスキャンされてフレームが出来るまでの行程です。
ジルコニアが陶材を焼きつけてジルコニアオールセラミッククラウン(ブリッジ)になるまでの行程は
歯科医院にて
1.形成、印象(型取り)
2.模型に起こす
    ↓
技工所へ    
3.模型のスキャニング (ZENO スキャン. スキャンの精度は15μm以下)
    ↓
CAD/CAMセンターへデータ送信
4.フレームデザイン 
5.ミリング
6.焼成

技工所へ
7.陶材焼き付け
8.完成
    ↓
歯科医院へ

1.JPG
2.JPG
ミリングマシーンZENO Premium4820によるミリング

3.JPG
900MPa以上の曲げ強さがあるためブリッジに可能。強いのに比重はプレシャスメタルの3分の1

スライド2.JPG
オールセラミックといえば、ひと昔前はエンプレスなどのグラスセラミックスを経て、その後酸化アルミニウムのインセラムなどが主流であった。しかし強度的にブリッジには不可能であったのでそれに変わる材料として酸化ジルコニウムが脚光を浴びている。

DSC_0538.JPG
ジルコニアフレームに陶材を焼きつけて完成

※CAD/CAM とは C-coputer A-aided D-design / C-conputer A-aided M-manufacture といわれ
コンピューターで設計しコンピューターで製作すること