駒沢パークサイド歯科のホームページはこちらへ

« 2008年11月 | メイン | 2009年02月 »

2008/12/11 05:40

セラミック修復(陶材焼付鋳造冠、メタルボンド)

DSC_0189.JPG
土台はファイバーコア。フェルールといって元の歯を残した方が強度が強い。歯周治療と仮歯によって歯肉が落ち着いてから精密に型を採る。それによって歯肉は健康な状態を保てるし、長い年月経っても歯茎が下がって修復物と歯との境(マージン)が出たりすることを防げる。

DSC_0190.JPG
セット時。まだ歯肉の腫れが少し見られるが仮歯からセラミックに変わることで歯肉がきれいになる。

DSC_0686.JPG
このような変色歯の色を合わせるのは難しい。技工士のセンスが必要。

DSC_681.JPG
セット時。差し歯とわからないほどに作るのがDr ,技工士のこだわりである。セラミック修復ならこれが可能。


駒沢パークサイド歯科・口腔外科
の竹味です。
欧米ではジルコニアオールセラミックなどCAD/CAM技術でジルコニアフレームを削りだし、そのフレーム上に手作業でセラミックを焼き付けるという方法が主流になっているが日本では歯科用ジルコニアの厚生労働省の認可が2年前にやっと降りたと言うことで普及がまだまだである。その理由は歯科医師の認知度とその高いコストパフォーマンス、日本では保険治療が主流というせいであろうか。
その反面、まだまだ旧来の陶材焼付鋳造冠(メタルボンド)がまだセラミックの主流であるといえる。これは技工士が模型上でワックスアップ、金属フレームをまず作り、その上に陶材を焼きつけるという作業を行う。陶材を焼き付けるという作業はジルコニアオールセラミックもメタルボンドも人間作業なので、あとは技工士のセンスである。上手い技工士に頼むと技工料が高いのは当然で、それをケチる歯科医院は周りに負けて淘汰されてくるだろう。そして金属フレームを何の金属を使うかで、精度や金属アレルギー、焼き付けるセラミックとの相性などが変わってくる。使う金属は歯科医の指示であるため当院では融点の高くアレルギーの起こりにくいセミプレシャス以上の貴金属を使うようにしているが、未だにコバルトクロムなどの屑鉄を使う悪質な歯科医院も多い。(歯肉のタトゥの原因。値段が極端に安いメタルボンドは中国などに海外委託していたり、技工代が安い下手な技工所、金属を粗悪な物などにしている。)
この先、金属を使った修復物は少しずつ消えていきジルコニアなどCAD/CAM技術を使ったものが主流になっていくだろう。実際、当院ではセラミック修復物ではジルコニアオールセラミックの割合の方が多くなってきている。(価格差は3万円)

DSC_5013.JPG
陶材焼付鋳造冠(メタルボンド)の裏面(中)。金属の上にセラミックを焼き付けている。

DSC_0545.JPG
ジルコニアオールセラミック。白いジルコニアフレームの上にセラミックを焼き付けているため審美性、歯肉との相性もいい。