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2009/05/24 11:48

アンキロスインプラントシステムを新たに導入

開業以来、当院ではストローマンインプラントのみを使用してきました。
このインプラントは35年の歴史で完成された1回法インプラントなのですが、1.8mm~2.8mmのカラーがあることから前歯などの審美的領域などでは不得手な場合があり、隣在歯との歯肉のラインを揃えるためには増骨など確実性のない方法をとらないといけない場合がありました。(もしくはポーセレン歯肉付きの前歯にする)
近日、審美領域に使用できるプラットフォームがないインプラント(ボーンレベルインプラント)が発売される予定と言われ続けていましたが未だ厚生労働省の認可が下りていないのが現状です。(ヨーロッパでは発売済み)
pc_implant_lines.gif  
ストローマンインプラントのラインナップ。審美領域ではカラーの短いスタンダードプラスが選ばれる。カラーの部分は骨縁上。

pc_bl_implant.jpg   ストローマンボーンレベルインプラント(日本未発売)


この度、ストローマンのボーンレベルインプラントの発売が遅れていることもあり、この審美的分野を得意としているデンツプライ社のアンキロスインプラントを導入しました。このインプラントは2回法のインプラントで、カラーがなくプラットフォームスイッチングでアバットメントを連結でき既存骨の骨縁下に埋入できるため審美的領域に威力を発揮します。また、傾斜埋入ができることや対合歯とのクリアランスがないケースなどは骨縁下からアバットメントで角度など補正できるため有効です。この2つのインプラントをケースによって使い分けていきたいと考えています。

ankylos_1.jpg
骨縁下にプラットフォームが位置する。
ankylos_2.jpg
カラーレスでプラットフォーム上にも骨がのる。
ankylos_t1.gif


2009/05/04 00:40

万人が受けられる治療が「医療」

当院では医院の考えを押しつけず、患者さん本位の医療を目指しています。それが保険治療でも自費治療でも同じです。根本的に(歯科)医療とは痛みや不快感をとり、噛むことを回復させていただくことだと思っています。その原点は大学病院の口腔外科に10年在籍していた経験です。口腔外科では口腔癌などの生死に関わる患者様から開業医でわからなかった痛みや病気、親知らずの抜歯に至るまで幅広く診療させていただいてきました。その10年間は純粋に利益を追求するということでなく患者様の痛みや不安を取り除くことが主体の治療だったのでまさに「医療」でした。

確かに現在の歯科における被せる、詰めるといった保険治療はいわば最低限に近い治療が多く、医院の側から見ても医科に比べて保険点数もかなり低いことも事実です。それに保険点数が全国同じということ、すなわち診療単価が全国同じということは家賃、人件費など物価が高い東京においては自費治療の比率を上げるか、診療患者数を増やすかとしないと経営がなりたたないというジレンマに陥ります。口腔外科においては他医院でわからない粘膜疾患を診断しても診断料がなく初診料だけしかとれません。そして医科と違って歯科というのは材料学的な側面が強く、入れ歯よりもインプラントの方が噛めますし、金属のクラウンよりもセラミッククラウンの方が審美的に勝るということを多くの人が知っていますが、残念ながら両者ともに保険治療ができません。しかしこの不景気に材料的にいいものを入れたくてもいれられない方が多くいる中で医院の中で診療の幅を持たせないと患者さん本位の治療ができないと思っています。ですから当院では診療において保険治療、自費治療を説明して頂き診療にあたるようにしています。